歯肉炎

おすすめ!歯磨きをマスターする方法

ドロドロの沼地に家が建っているようなモノ

予防の大切さを十分に理解したら、「じゃあ、何から始めればいいの?」という疑問を感じるかも知れません。

覚えておいて欲しいことは、

  • 歯は老朽化し続けてゆくということ
  • 老朽化の速度は、コントロールが可能だということ
  • 家や靴と違って、立て替えたり購入したりして元に戻すことが不可能であること
  • 家や車と全く同じで、長く使い続けるには「メインテナンス」する必要がある
  • 倒壊寸前の家、廃車寸前の車、つまり痛みが出たという状態になってからではもう手遅れ

です。

それでは、お口の中のメインテナンスとはなんでしょう。

メインテナンス予防

歯の予防には、セルフケアプロフェッショナルケアの二本柱が大切です。

  • セルフケア:ご自身の日々のメインテナンス
  • プロフェッショナルケア:歯科医院での専門家によるメインテナンス

では、ご存知でしたか?実は、歯周病も虫歯も細菌感染症です。

細菌感染症

つまり、除菌をしっかりすることが予防なのです。ちなみに細菌感染によって、

  • 歯を溶かす病気がむし歯
  • 歯のまわりの骨が溶ける病気が歯周病

さらに、細菌感染に「」が加わると最悪の事態が起こります。

」とは、

  • かみ合わせ
  • 歯ぎしりや食いしばり

のことです。

みんな、痛くなるむし歯は気にするのですが、痛くならない歯周病はほとんど気にしていません。

  • むし歯によって溶けてしまった歯は、感染した歯を削り取って別の材料を詰めることで修理ができます。痛くなってからでも間に合う可能性があります。
  • 歯周病によって溶けてしまった骨や歯肉は、復活させることはほぼ不可能です。しかも痛みを伴うことはほとんどなく、気づくことはまれです。痛みが出たときには、末期の状態まで進行しており、抜歯するしかないことが多いのです。

要するにタイトルにあるとおり、ほとんどの日本人のお口の中はドロドロの沼地に家が建っているようなモノであり、そのおうちも、かなりの修繕を繰り返していることが多いのです。

その共通の原因が、細菌だということです。

セルフケアについて

とはいっても、世界一歯を磨く時間が長いといわれている日本人です。

でも、先進国の中では、歯の本数を含めてかなりの予防後進国です。何故でしょうか。

思い出してください。細菌をこすって落とすための歯の磨き方を誰に教わりましたか?

そう、誰もプロに教わったことがないのです。もし教わったことがあったとしても、ほんの1,2回程度ではないでしょうか。これでは、すぐに自己流に戻ってしまいます。

磨けているように見えます

歯肉の腫れを訴えて来院されました。

部分的に前歯の歯肉が赤く腫れています。

本人も時間をかけてよく磨いているそうです。

一見、ほとんど磨き残しがないように見えます。

ばい菌を染める

ところが、ばい菌に色をつけてみると…

よくみると、紫とピンクの2色に分かれています。紫は、ずっとばい菌が付きっぱなしであるということ

 

 

 

 

長時間磨いても、

  • 効率の良い磨き方
  • リスクの高い絶対に磨かないといけないところの清掃
  • 適切な圧力・方向・回数

を実際には知らないですし、知らないと行うことは不可能です。

実際には、適切な器具・形・歯磨剤なども、みなさん個人個人によって異なります。そのあたり全てを含めたセルフケアのコンサルティングとトレーニングを受けた方が良いわけですね。テレビのCM、広告などの製品や情報が決して全員には当てはまらないということです。
そして、一度身につけた知識と技術は身について習慣となり、あなたの歯を守る一生ものの価値があります。

そんな一生ものの価値がある、セルフケアをきっっちりと教えることができるのがプロです。そのプロというのが歯科衛生士なのです。

今回のメインテーマは、しっかりとセルフケアをトレーニング・サポートしてくれる歯科医院を見つけてくださいということです。

当院は、全員がトレーニングを受けたセルフケアのプロです。数多くの方々が、それぞれオーダーメイドのプログラムでセルフケアトレーニングを受けています。

歯科医院で働くスタッフは、一般的に、歯科医師・歯科衛生士・歯科助手・歯科技工士・受付という職種に分かれます。このうち、患者さんのお口の中を触ることができる職種は、歯科医師・歯科衛生士(国家試験の有資格者)です。当院には歯科助手はおりません。当院では、患者さんの治療に関わるセルフケアプロフェッショナルケアをするときは必ず、歯科医師か歯科衛生士が行います。当院のメンバーは、歯科医師、歯科衛生士のみで構成されております。あらゆる滅菌・消毒は、この歯科衛生士が全て責任を持って行っています。患者さんに院内感染を絶対にさせてないという信念を持っております。

重要性なエビデンス(科学的根拠)をご紹介します。

歯肉縁上プラーク(バイオフィルム)は唾液と自然の自浄作用にさらされているが、定期的な口腔清掃が必須である。
この実施には適切な動機付けと指導だけでなく、適切な器具が必要となる。
Lindhe Clinical Periodontology and Implant Dentistry 4th Edition 第21章 機械的歯肉縁上プラークコントロール

一方、適切な口腔清掃を継続することは歯周組織の健康にとって最良の保障となる。頻繁なメインテナンスの来院よりも優っている
Westfeldら 1983

プロフェッショナルケアによる長期サイクルの除菌と、日々のセルフケアによる短期サイクルの除菌との2段構えで、プラーク=細菌を除去し続けることがメインテナンス予防ということです。

プラーク=バイオフィルム=細菌=歯垢

です。

日本人のほとんどが、この歯垢という日本語にだまされて、歯の「あか」という認識になってしまっています。ではなくて、爪やつま楊枝で引っ掻くととれてくるただ汚いだけの汚れだと思っていたものは、100%の細菌の集団(かたまり)であるということを皆さんに認識ししていただきたく思います。


  1. バイオフィルム
  2. メインテナンス受診率
  3. むし歯のプロセス
  4. 親鳥のような歯科衛生士
下北沢せきにし歯科医院で初めての診察予約!
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