原因菌の検査・歯科ドック

原因菌の検査歯を失う原因

 日本人が歯を失う理由の70%以上、その原因菌の存在を知って歯周病とむし歯の進行リスクを把握することができます。

歯周病原細菌検査(PCR検査)

歯周病は、P.g 菌(Porphyromonas gingivalis)などの歯周病原菌が発症の原因、また症状の進行に強く関与していると言われています。これらの菌は嫌気性菌と言われ、空気に触れると死んでしまうため、今まで細菌検査が困難でしたが、最近では歯周病原菌のDNA(遺伝子)を増幅して調べるPCR法により鑑定が可能になりました。歯周病原細菌は酸素が嫌いでポケットの中に生息していますのでだ液検査では歯周病原細菌の検出はできません。

歯周ポケットからサンプリングを行い、専用のキットを使用して検査機関に送り、正確な検査を行います。DNAレベルでの計測を行いますので、詳細な数値を得ることが出来ます。

歯周病の病型(タイプ)がわかるので、科学的根拠に基づく歯周病の診断が正確に行えます。治療が必要であれば治療方針の決定、治療後の精度の高い予後判定が行えます。また、オーダーメードの予防プログラムに病型の診断は欠かせません。

だ液検査

唾液検査を行うことで、原因菌の検出による原因の特定だけでなく、患者さん固有の情報が得られることにより、むし歯リスクの程度を知ることができます。

この検査で虫歯のなりやすさを測定し、その後のむし歯予防プランの参考にいたします。

科学的根拠に基づいた予防プログラムへ

いくら歯垢や歯石を除去したとしても歯周病・むし歯は良くなりません。歯周病・虫歯は「感染症」ですので、そもそもの原因となっている「細菌」へのアプローチが必須です。

しかも、その細菌たちは最初からあなたのお口に存在していたわけではなく、ご家族やご夫婦間で感染します。原因となる細菌の存在がわかれば、あなたのリスクが非常に明確になります。今までよりも一つ前に進んだ予防ができるということです。 

 

歯科ドック(健診)
歯科ドック

わたしたちはこれまで
「何も問題がないのに歯科医院に行っていいの?」という質問を多く受けてきた経験がありますが、そのたび「症状がない時に予防のために歯科医院に通った方が良いですよ」とお伝えしてきました。そのご要望にお応えするかたちで、現在歯やお口になにも問題を感じていない方が、歯科医院へいらっしゃるきっかけになるようにとの想いで始めました。

また、実際に予防歯科を始めるにあたり、何がリスクでどう予防するかというデータが最も大切です。すなわち予防歯科は、最初に精密な健診=歯科ドックを受けるところから始まります。

今現在の口腔の状態を把握するための精密な検査をします。

人間ドックの歯科版とイメージしていただけるとわかりやすいかと思います。お口の健康状態を細かくチェックすることを「歯科ドック」と呼んでいます。
早い段階で病気のリスクを知っておくことで、その対策を練ることができます。
この結果をもとに過去・現在と今後の状態を比較しながら把握するため、重要な情報となります。

なぜ必要なのか

「歯は痛くないから大丈夫!歯医者に行く必要はない!」

なんて思っていませんか?
早く気付きたい歯周病や初期むし歯ほど、自分では気がつけないものなのです。なぜなら全く痛みを感じないからです。

むし歯や歯周病、口腔がん等は気がつかないうちに進行することが多いため、手遅れになる前に早期発見することがとても重要です。日頃からきちんと磨いている自覚があっても、実は歯周病だったというケースは大変多くあります。そういった病気がないという確認のためにも、健診にいくことは非常に重要なのです。

一般的な定期検診だけでは分からない部分まで精密に検査するため、「病気の早期発見」に加えて、「将来起こりうる病気のリスク」まで予測する事ができます。

真の目的

歯科ドック健診を、従来の「一方的な検査と報告」だけで終わらせてしまっては意味がないと考えています。一人ひとりのお口の中の状態は、全く違います。

フィードバックカウンセリングを通して、「今のお口の健康状態はどうか? もし問題があれば、その根本原因は何か?」を一緒に考えていきます。みなさんが積極的にご自身の健康と向き合い、歯科衛生士および歯科医師と一緒にお口と体の健康を目指すことが、歯科ドックの目的です。

60分のフィードバックカウンセリングで心ゆくまで相談

歯科ドックでは、検査をして問題がなければそれで終わり、ということはありません。得られた結果を元に、歯科医師、歯科衛生士がチームになって分析します。後日、分析結果のご説明と、これからのお口の健康管理についてのご相談の時間を取っております。

普段は見られない歯の裏側や奥歯の周りの写真、レントゲンの情報まで詳しい資料をお渡ししますので、気になることや分からないことは何でもご質問ください。カウンセリングに60分という長い時間をいただているのは、患者さんご自身に正しい知識を持っていただくことで、生活習慣の改善や病気の予防を通じて健康な人生を一緒に目指していくことが何よりも大切だと考えているからです。

一般的な定期検診との違い

まず、文字が違います。歯科ドック健診は総合的な「健康」のチェックが目的であるのに対し、定期検診は特定の「病気」を調べるものです。つまり、定期検診は歯周病やむし歯などの病気の発見が目的なため、ふるいにかけるための最低限の検査が中心です。ほとんどの場合、歯周病、むし歯などの診断名をつけます。

歯科ドック健診は、ご自身の健康状態を客観的に把握する任意の健康診断です。つまり、精密な検査を通じて、病気の危険因子=リスクを診てゆくのが目的です。

歯科ドックでわかること

病気の発見だけでなく、病気の危険因子(リスク)を中心に発見する。
病気だけでなくリスクの発見

 

歯科ドックは診査項目が多い

定期検診の場合、基本的には視診を中心に行い、問題を発見したときに最低限の検査をするため、2〜4項目チェックします。歯科ドック健診の場合は8項目以上あり、それぞれの内容もより精密なものになります。

<一般的な初診時・定期検診時の診査項目>   

1 問診
2 視診・触診
3 歯周病検査(1点法)
4 パノラマX線写真(大雑把なレントゲン写真)
 ※ただし、3、4は歯周病やむし歯がある場合のみ

 

下北沢予防センター/下北沢せきにし歯科医院での
歯科ドック(健診)の流れ

当院の歯科ドック

カウンセリング(30分)

患者さんの現在のお口の健康状態から、趣味など生活習慣まで、詳細に伺い、これまでの歯科治療歴や、将来心配なこと、どう健康になりたいかについて詳しくお伺い致します。

歯科ドック1日目(30分)

  1. パノラマ:口全体が写るレントゲンパノラマレントゲン撮影
    一枚の画像に全ての歯を撮影することができ、総覧的なお口の中の全体像を観察できます。
    大きいむし歯、進行した歯周病など、歯やその周囲の骨の状態がおおまかにわかるだけでなく、埋伏歯、顎の骨の状態、顎関節の状態、上顎洞の状態、腫瘍などの病気の有無がわかります。
  2. ロ腔内写真:5枚法 + 舌側・口蓋側6枚口腔内写真9枚法口腔内写真5枚法
    顔貌写真:側貌、ネガティブ&ポジティブスマイル
    お口の中の写真を細かく撮影します。現在の口腔内の状態を客観的に観察します。
    上下の歯の位置関係や歯肉の状態も観察出来ます。カウンセリング時には患者さんご自身にも見ていただくことで、普段ご自分では見えにくい部分を確認することができます。
    顔貌写真からは、お口の周りの外見だけでなく、前歯の長さ、位置に加えて、歯並びとお顔との調和を評価することができます。
  3. 歯周病検査(6点法):歯周ポケットの検査
    歯周病の検査です。歯と歯肉の境い目にある溝(歯周ポケット)の深さを測ります。1つの歯につき6箇所(全周)を測定する精密な検査を行います。
    また、歯茎からの出血をチェックし炎症の有無を調べます。
    歯の動揺度、根分岐部病変の診査なども行います。
    重度な歯周病の方には、歯周病原因菌を調べる細菌原細菌検査も合わせて行う場合があります。
  4. 口腔内診査:むし歯、歯ぐきの状態を確認
    むし歯の有無、詰めものと被せものの状態、歯肉の状態、舌や頬の粘膜に異常がないか等を診査します。前癌病変、口腔がん、重篤な全身疾患の口腔内症状の有無などについても調べます。

歯科ドック2日目(60分)

  1. だ液検査:むし歯のリスク検査(原因菌の検査だ液検査リスク検査
    原因菌の検出だけでなく、だ液の量、質、だ液の中の虫歯菌の量など、お一人おひとり異なる固有の情報を調べることで、むし歯リスクを判定します。
    この結果から歯を守るための科学的根拠にもとづいた、一歩進んだ効果的なリスク対策が可能となります。
    オプションとして歯周病原細菌検査(PCR検査)を一緒に行うことも可能です
  2. プラークコントロールレコード:染色(セルフケアのチェック)プラークの染め出しセルフケアのチェックセルフケアのチェック
    お口の中のプラーク(歯垢)を赤く染色し、磨き残しや現在のブラッシングの状態をチェックします。歯ブラシによるプラーク除去をプラークコントロールといい、プラークコントロールがしっかりできているか評価し記録します。
    染色後は、除去させていただくので綺麗な状態でお帰りいただきます。
  3. デンタル14枚:2〜3本の歯が写る詳細なレントゲン14枚法レントゲン撮影
    視診やパノラマでは分からない、1本1本の歯の周りの骨の状態や、歯と歯の間のむし歯、歯の根の状態を調べるために、詳細なレントゲン撮影を行います。
    必要に応じて3次元的に審査することのできるCT撮影を行う事でさらに詳細な検査を行う事が出来ます。
  4. 咬合診査:顎関節と歯列、私生活精神面のヒアリング
    顎が前後左右にスムーズに動かせるか、顎の筋肉にこわばりがないか等をチェックします。上下の歯の位置関係、歯並びを調べます。また、ストレスや生活習慣と咬合が密接に関係しています。

フィードバックカウンセリング(60分)

患者さんの現在のお口の健康状態を客観的データに基づいてご説明して、今後の維持や予防・治療についてご相談致します。
歯科ドックの結果は、わかりやすくレイアウトした報告書としてお渡しいたします。
この歯科ドックの結果は、あなたのお口の健康を生涯にわたって守り続けるためにフル活用されます。

歯科ドック健診

原因菌の検査・歯科ドックで正しい道へ!

結果をもとに、

  1. お一人おひとりオーダーメードの予防計画書(予防プログラム)を作成して、メインテナンス予防では自分で磨けないリスク部位をフォローしてもらい、むし歯や歯周病になる確率を下げ予防すること。
  2. 自分では気づかない歯周病や小さいむし歯の早期発見に対して、お一人おひとりオーダーメードの治療計画書(治療プログラム)を作成し、早期治療をして健康な歯を失うリスクを最小限にすること。

が可能となります。

 

 1年ごとに行う簡易歯科ドック(再評価)

非常に精密な歯科ドックですが、メインテナンス予防で通院されている限り、頻繁には必要ないと考えています。しかし、毎回詳細には検査をしませんから、継続的に1年ごとに定期的な確認のための最低限の検査を行います。

簡易歯科ドック

  1. パノラマ:口全体が写るレントゲン
  2. ロ腔内写真:5枚法
  3. 歯周病検査(6点法):歯周ポケットの検査
    *必要に応じてデンタル14枚:2〜3本の歯が写る詳細なレントゲン

予防計画書(予防プログラム)の修正とその内容のフィードバックコンサルテーションを1年ごとに行います。

 

下北沢せきにし歯科医院で初めての診察予約!
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